外資系キャリアウーマン駐在員の日常

貪欲な三大欲求を持つアラサーの頭の中を吐き出す雑記。アメリカの地方都市で駐在員しています。

知花くららのいないDomaniなんてDomaniじゃない

空気が春っぽくなってきたので買い物用の参考にと久々にDomaniを買った。

ターゲットは確か35歳前後の雑誌だが、ミスユニバースに出場した後あたりから好きになった知花くららが表紙だったし、スタイリングも好きで、20代前半の頃はほぼ毎月買っていた。その後、雑誌って無駄な出費だなと思い、定期的に買うのをやめたものの、それでも書店やコンビニでは手にとっていたし、特集によっては買っていた。

私のDomaniに対する印象は、仕事をバリバリこなしながらもオシャレに気を使う、愛されなんとかを目指すよりも自分がカッコいいと思うスタイルを貫きたい女性をターゲットにしているという印象だ。そういった点で、知花くららミスユニバース出身なだけあって男性に媚びるスタイルではなくカッコいい女性であり、語学も堪能、運動も得意で、国連でも活動している。モデルでありながらも、まさしく、私を含め、Domani読者層が憧れる女性像だったと思う。知花くららが表紙モデルを卒業したときは悲しかったが、雑誌のターゲット層は変わらなくとも、当然、モデルは年を取るから、表紙モデルの変更は仕方がないと思っていた。

しかし、その後の小学館は気が触れたとしか思えなかった。なぜ、知花くららのあとに、エビちゃんなんだ、と。エビちゃんこと蛯原友里といえばCanCamの超人気モデルだったことは有名だ。サマンサタバサのイメージモデルかなんかだったとも思う。もちろん彼女は若いうちから物凄く稼いで、そのへんの人たちよりもよっぽど自立した生活ができていたと思う。でも、私の中のエビちゃんは、Domaniに求めるものとは真逆だった。偏見なのは承知の上だが、私にとってCanCamは、男性に愛されるスタイルを追求した服や行動を推奨し、自分のお金でなくとも親や彼氏などからバッグなんかを買い与えてもらえるような女性が読者層のイメージだ。一方、Domani読者層を馬鹿にするわけではないが、Domani読者層は男性の庇護を求めるわけではなく自分でキャリアを切り開こうと、後輩の育成に悩みつつも管理職を務めたり起業したりして、自分で資産運用を勉強して実践して、みたいなイメージだ。合わない、どう考えてもエビちゃんは合わない。そして今の表紙モデルは小泉里子さんで、同じくCanCam出身。

美人なモデルさんなんて世の中にたくさんいて、みんなそれぞれ猛烈な努力をしていらっしゃるんだとは思うものの、私にとっては、その人の生き方に憧れられるような人がイメージモデルになっていないと、ネットでいくらでも流行を無料で確認できるいま、毎月雑誌を購読しようとは思えない。