外資系キャリアウーマン駐在員の日常

貪欲な三大欲求を持つアラサーの頭の中を吐き出す雑記。アメリカの地方都市で駐在員しています。

ギリシャ旅行はジャスミンの香り

匂いと音楽は過去を強く思い出させる。嗅覚と聴覚を司る脳の部位が、記憶を司る海馬の近くにあるからだと聞いたことがあるが、本当かどうかは分からない。

私はなんとなく、毎年1回はヨーロッパに旅行している。昨年の夏はギリシャに行った。アテネだけではなく、島も巡ったので、ビーチでのんびりしたり、魚介をたくさん食べたり、色んな国から来た旅行者と会話したり、とてもよい思い出ばかりである。

そのギリシャ旅行の一番の思い出は何かといえば、表題の、ジャスミンの香りだ。別に色んな場所に咲いていたわけではない。昔から私はジャスミンの香水が好きで、色々なメーカーのものを試してきた。でも、生のジャスミンの香りを嗅いだのは、そのギリシャ旅行が初めてだった。そして、確かその日は友達とビーチに行って、その友達のお母さんが作ってくれた夕飯を食べに、夜道を歩いているときだった。つまり、すごく充実した日で、これから楽しいことが待っているときだった。

それ以降、ジャスミンの香りの香水やボディクリームなんかの匂いがすると、その夜を思い出す。すごくワクワクした気持ちになる。

 

これと同じで、先日行った飲み屋のおしぼりの匂いが、前に関係を持っていた男性の家の洗濯物と同じ匂いだった。もう彼とは連絡を取っていないけれど、メールしようかなと思うくらい、色々なことを思い出した。

この匂いの効果とはなんなのだろうか。もう連絡すべきでない相手に連絡しそうで、自分でも少し怖い。