外資系キャリアウーマン駐在員の日常

貪欲な三大欲求を持つアラサーの頭の中を吐き出す雑記。アメリカの地方都市で駐在員しています。

プリン師匠を読んで思い出したこと

Yahoo!ニュースにも取り上げられていたが、ネットニュースでプリン師匠の話(不登校だったクラスメイトと、スマブラを通して仲良くなったという話)を読んで、私の頭からすっぽり抜け落ちていたが、自分にも同じような体験があったことを思い出した。

「スマブラが強いってことはヒーロー」不登校のT君と僕の友情

私が小学生のとき、プリン師匠の話の人と同じように、クラスに不登校の男の子がいて、私の友達がその男の子の家の近所だったので、先生に頼まれた宿題を一緒に渡しに行った。その男の子は不登校だったけど、悪い子じゃなかったというか、普通の子だったので友達との縁は切れておらず、まあ宿題渡すだけっていうのもね、という感じで家に上がらせてもらって、ゲームをすることになった。

どれをやるか選ぼうとしたら、当時私が完全にはまり込んでいたPSのゲーム、モンスターファームがあった。音楽CDを読み込むとモンスターができて、それを育成するゲームなのだが、育てたモンスターと友達のモンスターを対戦させることもできるゲームだ。私は当時ゲームが大好きで、このモンスターファームにもかなりな時間を費やしていたし、他の友達と対戦した結果、自分のモンスターの強さにそこそこに自信を持つようになっていた。でも、その男の子は強かった。すごく悔しくて、何回も対戦した。その男の子に勝ちたくて、見かけが可愛くて好きだったピクシーというモンスター以外にも、その男の子に勝てそうなモンスターを育成したりした。私だけではなく、モンスターファームが好きなクラスメイトは結構いたので、よく何人かでその男の子の家に行って対戦していた。

 

結果としては、プリン師匠の話のような展開にはならず、その男の子は中学校に上がっても不登校だったし、その後どうしているのかは知らない。

でも今、大人になって思うのは、ゲームは運動能力が関係しないし、対戦ゲーム系は言語能力も関係しないから、体格差や勉強の得意不得意に関係なくコミュニケーションがとれるいいツールだと思う。ゲーム=良くないもの、外遊び=よいもの、とする人は結構いるが、外遊びは運動能力が低い人にとっては苦痛でしかないし(体験談)、運動能力が低い=弱い人、みたいな扱いになって、からかわれる対象になりやすい。少なくとも私には、その不登校だった男の子以外にもゲームを通じて仲良くなった友達が何人もいる。ゲームをしない人にはこのプリン師匠の話は目にとまらないのかもしれないけど、でも、ゲームをしてこなかったり、ゲームを漠然と良くないものだと思っている人にこそ、読んでほしい記事だなと思う。